40歳。みんなが子どもを育ててる間、私は何をしてきたんだろう
私は先月40歳になった。成人と還暦のちょうど間。確かに一つの節目ではある、女性にとっては特に。
さっき、同年代の友人とあるイベント参加にあたって子どもの預け先で悩んでいる方の話をしていたんですね。
「その悩みはめっちゃわかる、私もずっと通ってきた道だから….!行きたいイベントに行くのも本当に大変。預け先確保するのも、預ける準備も、自分が遊ぶ罪悪感を感じてしまったり、忙しい中でちゃんと身支度するのも大変」とのこと。
いや、そうだよね…!やっぱり子育ては大変だ。
私には子どもはいない。猫はいるけどだいたい寝てる。子どもは起きている間常に気を配るもので、自分が保護者なわけで、自分の時間って本当に僅かになるんだろうな。…まさに想像を絶する。
「彼女が子どもを育ててきた間、私は何をしていたんだろう」
と、ふと思う。
例えば、その子どもが10歳だとしたら。
この10年間、彼女や子育て中の同年代のみんなが必死で親として成長しながら、仕事もしながら子どもを育ててきた一方で、私は一体、何に時間を使っていたんだっけ。
40歳から女性ホルモンはがんがん少なくなるらしい。子どもを産んで育てるなんてまず身体的に難しい。20代、30代の貴重な期間を一体何に費やしていたんだろう。
「…私は自分を育てていたんだ」
と、心の中からふわっと答えが返ってきた。
20代後半、ある人と「子どもを持つこと」を検討していたことがある。
当時の私は、「自分には無理だ」と即座に思った。子どもにブチ切れてしまいそうで怖い。自分は親に甘えられなかったのに、子どもが甘えるなんてずるいと思ってしまいそう。
愛と憎しみがごちゃ混ぜになって、感情が爆発してしまいそうだった。
それが私が心理カウンセリングに通うきっかけになった。当時の私は、あまりにも自分の感情を抑圧しすぎていたんですよね。
30歳から40歳までいろんなことがあった。
大切な人と別れて、「もう一生ひとりでいよう」と決めた時期もあった。
でも、結局また大切な人ができて、誰かと過ごす生活を愛おしいと思えるようにもなりました。
「子育て、めちゃくちゃ大変そうだけど私もやってみたい。きっとその子をかわいいと思える。」
39歳。そう思える自分に、いつの間にか私は育っていた。
大変であっても、その子を一人の人間として尊重し、甘えさせてあげられる。そうしてあげたい。そう思えるようになったのは、私にとってはまさに奇跡。
カウンセラーの方々、元パートナーや現パートナー、職場の同僚や友人、実家の家族、
多くの人の働きかけが重なって、私の感情の抑圧が少しずつ解けていったのだと思う。
私自身が「人からの愛情を受け取っていい」と自分に許しを出せて、自己受容しはじめたこと。
たぶん、それが一番の根本的な変化だった。
「子どもを持ちたい、かもしれない。」という気持ちが私に39歳にして初めて芽生え、そして諦めた話はまたいつか。

